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新型白煙低減冷却塔

独自の2ウェイフィル構造で、ノンプルームを実現!

特長

コンパクト、軽量化

フィンチューブ式熱交換器を用いた白煙低減冷却塔よりも軽量・コンパクトです。また、本体重量や基礎荷重が通常の湿式型冷却塔とほぼ同じであるため、既設の湿式型冷却塔からの改造が可能です。

低コスト

フィンチューブ式熱交換器を用いた従来の白煙低減冷却塔と比べ、

  • 熱交換器に関わるメンテナンスが不要のため、メンテナンス費用が削減
  • 塔体が低くなるためポンプの所要ヘッドが低減され、ポンプの年間動力費が大幅に低減
  • 塔体重量が小さいため、建設費が低減

と、さまざまな面でコスト削減が可能です。

優れた白煙低減性能

Wet AirとDry Airは充填材の出口から多数の細い層状で流出し、ハニカム状のミストエリミネータを通過する際に縦方向に分断されます。このため混合効率が良く、優れた白煙低減性能を可能にしています。

構造

冷却塔から発生する白煙(ブルーム)は、湿った空気が外部に排出されることで生じます。このため従来の冷却塔では、白煙低減対策として、フィンチューブ式の熱交換器によって空気を乾燥させた上で、外部に排出していました。(図1)当社が開発した新型白煙低減冷却塔は、湿式・乾式切り替え可能な充填材(フィル)を活用した独自の「2ウェイフィル構造」により、この熱交換器を用いることなく白煙を低減することに成功。(図2) 従来型に比べて大幅なコンパクト化、軽量化、コスト削減を実現しています。

2ウェイフィル構造とは?

冷却塔の伝熱面積は、大気温度が高い夏期に所定の冷却性能を発揮するように決められています。このため、大気温度が低くなるため冬期には、余剰となる部分が生じます。(右図)新型白煙低減冷却塔は、この冬季余剰部分に乾湿兼用の充填材を使用。白煙の生じやすい冬季には、温水を流さず、白煙低減のための空気過熱部分として活用します。

冬季:白煙低減効果比較

運転モード

冬期の白煙低減モードと、夏期の通常運転モードは、温水供給配管の弁の開閉によって簡単に切り替えできます。

 

夏期:通常運転モード(All Wet運転)

乾式部、乾湿兼用部の両方に温水を流し、すべての充填材を冷却に使用します。

冬期:白煙低減運転モード(Wet & Dry運転)

乾湿兼用部への温水供給を停止し、白煙低減のための空気加熱部として使用します。

FAQ

  • Q1:夏場や梅雨時など、湿度が高い気象条件での白煙低減には、新型白煙低減冷却塔はどのように対応できますか?

  • A1:新型白煙低減冷却塔は、基本的には、白煙の発生を最も押さえたい冬場における白煙低減条件をベースに設計されます。しかし、設置場所における年間の気象条件をもとに、白煙発生頻度や白煙の長さなど周辺への影響を検討して設計することで、夏場や梅雨時の白煙低減にも対応できます。


  • Q2:空調用で充填材に湿式部と乾式部を使用した白煙低減型冷却塔が販売されていますが、これと比べて新型白煙低減冷却塔はどこが違うのですか?

  • A2:空調用の白煙低減冷却塔では、湿式部と乾式部が固定型です。これに対し、当社の新型白煙低減冷却塔は、乾湿兼用充填材を使用しているため、湿式部と乾式部が変動型になっています。冬期に白煙低減に使用する乾式部は、夏期には湿式部に切り替えて使用しますので、空調用のように乾式部の分だけサイズが大きくなることがありません。


  • Q3:乾湿兼用充填材は、通常の湿式冷却塔で使用しているものと異なる 特別な充填材ですか?

  • A3:当社の新型白煙低減冷却塔に使用する乾湿兼用充填材は、通常の湿式冷却塔において既に30年を越える使用実績をもつ、通常の充填材と同じものです。ただし、白煙低減運転時に乾式部として使用する部分には、温水が回り込まない構造を採用しております。


  • Q4:乾湿兼用充填材の湿式列と乾式列との比率は、自由に変えられますか?

  • A4:湿式部と乾式部の比率は、冬期の白煙低減条件と夏期の冷却性能の双方を満足する最適な比率に変えられるよう、自由に設計できます。


  • Q5:ALL Wet運転とWet & Dry運転との乾湿切替運転で、 充填材には材質上の問題はありませんか?

  • A5:乾湿切替運転と類似した構造は、通常の湿式冷却塔での間歇運転でも見られます。その際にも、充填材内部のスケール付着や閉塞など充填材への影響はなく、特に問題はありません。

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